C6頸髄損傷のリハビリテーション|第110回医師国家試験E3

第110回医師国家試験 E3(2016年)

正答:d

問題

頸髄損傷によって第6頸髄レベル以下の機能が完全に障害されている患者のリハビリテーションで正しいのはどれか。

a.自己導尿の方法を指導する。

b.ズボンの脱衣動作法を指導する。

c.長下肢装具を用いて歩行訓練を行う。

d.食事動作のための自助具の使用訓練を行う。

e.プッシュアップによる車椅子移乗訓練を行う。

正答の理由

C6完全損傷では手関節背屈が残存しうる一方、手指機能・体幹機能は乏しく、食事用自助具などの環境調整が有用である。下肢歩行やプッシュアップ移乗に必要な筋力は期待しにくく、自己導尿・更衣も損傷高位からみて困難である。

各選択肢の検討

a.誤り。C6完全損傷では手指機能が乏しく、標準的な自己導尿は困難です。

b.誤り。体幹・手指機能が制限され、ズボン脱衣の自立は難しいです。

c.誤り。下肢運動機能が失われており、長下肢装具歩行は適切な訓練目標ではありません。

d.正しい。残存する上肢機能を活かす食事自助具の訓練が有用です。

e.誤り。C6では肘伸展筋が麻痺しプッシュアップ移乗は困難です。

覚えるポイント

頸髄損傷の機能予後は損傷高位と残存筋力で考え、C6では自助具を用いた食事動作が現実的な目標となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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