腎移植後の急性拒絶反応|第110回医師国家試験E1

第110回医師国家試験 E1(2016年)

正答:b

問題

腎移植の急性拒絶反応で正しいのはどれか。

a.血小板が減少する。

b.移植腎が腫大する。

c.移植腎の血流が上昇する。

d.移植後6時間以内に起きる。

e.ドナーのClass I抗原に対するレシピエントの抗体が関与する。

正答の理由

急性拒絶反応では免疫性炎症により移植腎が腫大しうる。ドナー特異的抗体による急性抗体関連拒絶もあるが、既存のドナー抗原抗体が移植直後数時間で起こす反応は超急性拒絶として区別される。

各選択肢の検討

a.誤り。急性拒絶反応の指標ではなく、血小板減少は本問の特徴ではありません。

b.正しい。免疫性炎症による腫脹で移植腎が腫大しうるため正しい所見です。

c.誤り。急性拒絶反応では血管抵抗が上がることがあり、血流上昇とはいえません。

d.誤り。移植直後数時間の発症は超急性拒絶反応の特徴です。

e.誤り。既存のドナー抗原抗体が移植直後に起こす典型は超急性拒絶であり、本問が問う急性拒絶の所見としては適切ではありません。

覚えるポイント

急性拒絶反応では腎腫大をきたすことがある。数時間以内に発症する抗体性拒絶は超急性型として区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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