高拍出状態による収縮早期雑音|第110回医師国家試験D19

第110回医師国家試験 D19(2016年)

正答:a・b・e

問題

心疾患のない女性で、胸骨左縁第2肋間を最強点とする収縮早期雑音の原因となるのはどれか。3つ選べ。

a.貧血

b.妊娠

c.脱水

d.肥満

e.甲状腺機能亢進症

正答の理由

貧血、妊娠、甲状腺機能亢進症では心拍出量や血流速度が増加し、心疾患がなくても機能性の収縮期駆出性雑音が生じ得る。脱水では循環血液量・拍出量が低下しやすく、肥満自体はこの高拍出性雑音の典型原因ではない。

各選択肢の検討

a.貧血による高拍出状態で機能性収縮期雑音を生じ得る。

b.妊娠中の循環血液量・拍出量の増加で機能性雑音を生じ得る。

c.脱水は一般に拍出量を減らし、この高拍出性雑音の原因としては選ばない。

d.肥満そのものはこの部位の高拍出性雑音の代表的原因ではない。

e.甲状腺機能亢進による高拍出状態で機能性雑音を生じ得る。

覚えるポイント

貧血・妊娠・甲状腺機能亢進症は高拍出状態を介して機能性収縮期雑音を生じ得る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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