第110回医師国家試験 D18(2016年)
正答:b・c・d
問題
妊娠高血圧症候群のため入院中の妊娠32週の患者が上腹部痛を訴えた。まず確認すべき血液検査項目はどれか。3つ選べ。
a.Ca
b.LD
c.AST
d.血小板数
e.ヘモグロビン
正答の理由
妊娠高血圧症候群で上腹部痛が出現した場合、HELLP症候群などの重症化を疑う。溶血の指標LD、肝細胞障害のAST、血小板減少を確認する。
各選択肢の検討
a.CaはHELLP症候群の診断に必要な主要項目ではない。
b.LD上昇は溶血・組織障害を評価する。
c.AST上昇は肝障害を評価する。
d.血小板減少はHELLP症候群の主要所見である。
e.ヘモグロビン値だけでは溶血を十分に判定できず、まず選ぶ3項目には入らない。
覚えるポイント
HELLP症候群の評価ではLDH、肝酵素、血小板数をまず確認する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 D(問題冊子 p.6)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- California Maternal Quality Care Collaborative: preeclampsia toolkit
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。