心筋梗塞の合併症|第110回医師国家試験D12

第110回医師国家試験 D12(2016年)

正答:d

問題

心筋梗塞について正しいのはどれか。

a.右室梗塞では肺動脈圧が上昇する。

b.心室瘤では心電図でSTが低下する。

c.心室細動は発症3日以降に起こりやすい。

d.房室ブロックは下壁梗塞で起こりやすい。

e.乳頭筋断裂は左前下行枝病変で起こりやすい。

正答の理由

房室結節への血流は右冠動脈(優位冠動脈によっては左回旋枝)に依存することが多く、下壁梗塞では房室ブロックを生じやすい。心室細動は発症早期に多く、心室瘤ではST上昇が遷延し、乳頭筋断裂は下壁・側壁梗塞などで起こり得る。

各選択肢の検討

a.右室梗塞では右室拍出が減り、肺動脈圧はむしろ低下し得る。

b.心室瘤ではST上昇の遷延が知られ、ST低下が特徴ではない。

c.心室細動は急性心筋梗塞の発症早期に多い。

d.下壁梗塞では房室結節への血流障害から房室ブロックを生じやすい。

e.乳頭筋断裂は下壁・側壁梗塞に関連し、左前下行枝病変が典型ではない。

覚えるポイント

下壁梗塞では房室結節虚血により房室ブロックが起こりやすい。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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