第110回医師国家試験 D11(2016年)
正答:b
問題
肝左葉切除で肝切離面に露出する静脈はどれか。
a.右肝静脈
b.中肝静脈
c.左肝静脈
d.下大静脈
e.短肝静脈
正答の理由
肝の機能的右葉・左葉の境界をなす主門脈裂は中肝静脈の走行面に一致する。左葉切除の肝実質切離では中肝静脈が切離面に露出し、温存または合併切除される。
各選択肢の検討
a.右肝静脈は主に右葉内の区域間を走る。
b.中肝静脈は左右の機能的肝葉の境界を走り、左葉切除の切離面に露出する。
c.左肝静脈は切除する左葉側の還流静脈である。
d.下大静脈は肝後面に接し、通常の左右葉境界の切離面を走らない。
e.短肝静脈は肝後面から下大静脈へ直接流入する。
覚えるポイント
肝切離面のランドマークは中肝静脈である。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 D(問題冊子 p.4)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- Anatomy of hepatic resectional surgery
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。