第110回医師国家試験 D3(2016年)
正答:b
問題
成人の病態と関連性が強いウイルスとの組合せで正しいのはどれか。
a.肺炎―アデノウイルス
b.上気道炎―ライノウイルス
c.喘息の増悪―サイトメガロウイルス
d.気管支拡張症の増悪―RSウイルス
e.慢性閉塞性肺疾患の増悪―パラインフルエンザウイルス
正答の理由
ライノウイルスは成人の感冒を含む上気道感染の主要な原因である。選択肢の組合せでは上気道炎との組合せが最も適切である。
各選択肢の検討
a.アデノウイルスも肺炎を起こし得るが、成人の肺炎との組合せとして最も強いものではない。
b.ライノウイルスは成人の感冒・上気道炎の主要原因である。
c.喘息増悪に関連する代表的ウイルスはライノウイルスなどで、サイトメガロウイルスではない。
d.RSウイルスは成人下気道感染を起こし得るが、気管支拡張症増悪との最も強い組合せではない。
e.パラインフルエンザウイルスも増悪に関与し得るが、本問ではライノウイルスと上気道炎の結び付きが強い。
覚えるポイント
成人の感冒・上気道炎ではライノウイルスが頻度の高い原因ウイルスである。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 D(問題冊子 p.1)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- CDC: About Rhinoviruses
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。