接触皮膚炎の原因検索にはパッチテスト|第110回医師国家試験C24

第110回医師国家試験 C24(2016年)

正答:c

問題

52 歳の女性。頭皮と両耳介の皮疹とを主訴に来院した。数日前に染毛剤を使用した。同時期にシャンプーも変更したという。頭皮と両耳介とに痒みを伴う皮疹を認める。耳介部の写真(別冊 No. 3)を別に示す。

この皮疹の原因検索に有用な検査はどれか。

a.針反応

b.皮内テスト

c.パッチテスト

d.プリックテスト

e.スクラッチテスト

耳介と周囲の皮膚に発赤、腫脹、湿潤性の皮疹を認める。
別冊 No.3(耳介の皮疹) / 出典:厚生労働省・第110回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

染毛剤やシャンプーによる遅延型アレルギー性接触皮膚炎が疑われます。疑わしい製品や成分を皮膚に貼付して反応を判定するパッチテストが原因検索に有用です。

画像の見方

耳介と周囲の皮膚に発赤、腫脹、びらん・滲出を伴う湿疹性皮疹があります。染毛剤や新しいシャンプーとの接触歴から接触皮膚炎を考えます。

各選択肢の検討

a.針反応はベーチェット病などの皮膚の過敏反応をみる検査で、接触皮膚炎の原因検索には用いません。

b.皮内テストは即時型反応の検査であり、本例の遅延型接触皮膚炎には適しません。

c.正答。原因候補を貼付して遅延反応を確認する検査です。

d.プリックテストは主に即時型アレルギーの評価です。

e.スクラッチテストも即時型反応の検査として用いられます。

覚えるポイント

遅延型アレルギー性接触皮膚炎の原因検索にはパッチテスト。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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