閉塞性睡眠時無呼吸と減量支援|第110回医師国家試験C17

第110回医師国家試験 C17(2016年)

正答:b

問題

35 歳の男性。日中の眠気とだるさとを主訴に来院した。1 年前から仕事が忙しくなり、午後 11 時近くまで仕事をするようになった。睡眠による休息感が得られない状態が続き、2 か月前から起床時に口渇や頭痛を感じることが多く、日中の眠気とだるさを感じるようになった。仕事が忙しくなってから、帰宅後に夜食を食べることが多くなり、体重は 6 か月で 8 kg 増加した。午前 1 時までには就床し、午前 8 時に起床する。家族からは大きないびきと無呼吸とを指摘されている。身長 170 cm、体重 82 kg。脈拍 72/分、整。血圧 146/86 mmHg。

患者への説明として適切なのはどれか。

a.「早寝早起きに生活を変えましょう」

b.「減量のため栄養指導を受けましょう」

c.「就寝前に水をコップ 2 杯飲みましょう」

d.「睡眠薬で深く眠れるようにしましょう」

e.「ストレスを和らげるために抗不安薬を服用しましょう」

正答の理由

肥満(BMI 28.4)に加え、大きないびき、無呼吸、日中の眠気があり、閉塞性睡眠時無呼吸を疑います。体重を増やす夜食を見直し、栄養指導を含む減量支援を行うのが適切です。診断と重症度評価には睡眠検査が必要ですが、選択肢では減量の助言が最も適切です。

各選択肢の検討

a.就寝・起床時刻を規則的に整えるのは有用ですが、早寝早起きだけでは肥満・閉塞性睡眠時無呼吸への対応になりません。

b.正しい。肥満は睡眠時無呼吸の増悪因子で、栄養指導を含む減量支援が適切です。

c.水を飲んでも睡眠時無呼吸や口渇の原因を改善しません。

d.睡眠薬は気道閉塞を悪化させる可能性があり、まず原因評価が必要です。

e.抗不安薬で対処する問題ではなく、睡眠時無呼吸と体重増加を評価します。

覚えるポイント

肥満、いびき、無呼吸、日中の眠気は閉塞性睡眠時無呼吸を疑い、減量支援を行う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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