第110回医師国家試験 C14(2016年)
正答:e
問題
直腸指診について正しいのはどれか。
a.腹臥位で行う。
b.下血があれば行わない。
c.中指を肛門から挿入する。
d.肛門診察の前に直腸の触診から始める。
e.肛門を正面から見て腹側を12時と表記する。
正答の理由
肛門を正面から見た時計表示では腹側を12時、背側を6時とするためeが正しいです。直腸指診は通常、示指を用い、体位は左側臥位などを選びます。肛門周囲を視診してから、潤滑剤を付けた指を無理なく挿入します。
各選択肢の検討
a.誤り。直腸指診は左側臥位などで行うのが一般的で、腹臥位に限定されません。
b.誤り。下血は直腸指診を避ける理由ではなく、出血源の評価に役立つことがあります。
c.誤り。通常挿入するのは中指ではなく示指です。
d.誤り。まず肛門周囲を視診し、その後に指診を行います。
e.正しい。肛門時計の12時は腹側(前方)を指します。
覚えるポイント
肛門の時計表示は腹側が12時、背側が6時。指診では通常、示指を用いる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 C(問題冊子 p.1–5)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- Stanford Medicine 25:Rectal Exam(時計表示と指診)
- NHS:Rectal examination(視診後の示指挿入)
- 日本消化器内視鏡学会:消化器内視鏡用語集(肛門の時計表示)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。