経尿道的手術の適応|第110回医師国家試験B33

第110回医師国家試験 B33(2016年)

正答:c・e

問題

経尿道的手術が外科的治療の第一選択となるのはどれか。2つ選べ。

a.腎細胞癌

b.尿管癌

c.膀胱結石

d.前立腺癌

e.前立腺肥大症

正答の理由

膀胱結石は経尿道的砕石術・摘出術で治療する。前立腺肥大症では薬物療法で不十分な場合などに経尿道的前立腺切除術等を行う。腎細胞癌・前立腺癌の根治的手術は経尿道的手術ではない。尿管癌には選択例で尿管鏡治療もあるが、一般的な外科治療の第一選択とはいえない。

各選択肢の検討

a.誤り。腎細胞癌は病期などに応じた腎摘除や腎部分切除が基本である。

b.誤り。尿管癌には尿管鏡治療を選ぶ例もあるが、一般的な外科治療の第一選択とはいえない。

c.正しい。膀胱結石は可能なら経尿道的に砕石・摘出する。

d.誤り。前立腺癌の根治的手術は前立腺全摘除で、経尿道的切除は根治目的の第一選択ではない。

e.正しい。前立腺肥大症で手術が必要な場合、経尿道的前立腺切除術などが標準的な方法である。

覚えるポイント

尿路結石・前立腺肥大症の内視鏡治療と、悪性腫瘍の根治術を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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