分娩後出血の原因|第110回医師国家試験B30

第110回医師国家試験 B30(2016年)

正答:a

問題

妊娠末期の経腟分娩において、子宮収縮は良好であるものの胎盤娩出後も多量の性器出血が持続する場合、最も考えられるのはどれか。

a.頸管裂傷

b.子宮破裂

c.弛緩出血

d.胎盤遺残

e.子宮内反症

正答の理由

子宮収縮が良好で胎盤娩出後も出血が持続する場合、産道損傷(頸管裂傷など)を疑う。弛緩出血は子宮収縮不良が典型で、胎盤遺残や子宮内反症も診察所見で鑑別する。

各選択肢の検討

a.正しい。子宮収縮が良好でも持続する出血は産道損傷を示唆し、頸管裂傷を疑う。

b.誤り。子宮破裂も産後出血の原因だが、提示された良好な子宮収縮と胎盤娩出後の持続出血では、まず頸管裂傷などの産道損傷を疑う。

c.誤り。弛緩出血は子宮収縮不良による出血で、良好な子宮収縮と合わない。

d.誤り。胎盤遺残では胎盤の一部が残り得るが、提示所見からはまず産道裂傷を考える。

e.誤り。子宮内反症なら子宮底を腹部で触れにくいなど、特徴的な診察所見を伴う。

覚えるポイント

分娩後出血では子宮収縮、胎盤遺残、産道損傷、凝固異常を系統的に評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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