第110回医師国家試験 B15(2016年)
正答:e
問題
帝王切開のための脊髄くも膜下麻酔時に最も高頻度に起こるのはどれか。
a.誤嚥
b.嗄声
c.発熱
d.乏尿
e.血圧低下
正答の理由
脊髄くも膜下麻酔による交感神経遮断で血管拡張し、静脈還流・心拍出量が低下して血圧低下が起こりやすくなります。産科では大動脈・下大静脈圧迫も影響し、予防・治療を行います。
各選択肢の検討
a.麻酔時の代表的な直接合併症ではありません。
b.気道操作等に関係する症状です。
c.感染などを考える所見ですが、最頻ではありません。
d.最頻の直接的合併症ではありません。
e.正しい。交感神経遮断による低血圧がよく起こります。
覚えるポイント
脊髄くも膜下麻酔では交感神経遮断による低血圧に注意する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- NICE Guideline NG192:Caesarean birth(regional anaesthesia complications)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 B(問題冊子)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。