第110回医師国家試験 B6(2016年)
正答:a
問題
心機能曲線の模式図を示す。曲線Aを矢印の方向に最も大きく移動させるのはどれか。
a.ドパミン
b.フロセミド
c.リドカイン
d.ニフェジピン
e.ニトログリセリン

正答の理由
心機能曲線を上方へ移動させるのは心収縮力を増強する薬剤です。ドパミンは用量依存的にβ₁受容体を介して陽性変力作用を示します。フロセミドや血管拡張薬は主に前負荷・後負荷を変化させ、リドカインは抗不整脈薬です。
画像の見方
左室拡張期圧と心拍出量の曲線Aに上向き矢印が示され、曲線を上方移動させる薬剤を選ぶ。
各選択肢の検討
a.正しい。β₁刺激による陽性変力作用で曲線を上方へ移します。
b.利尿により前負荷を低下させます。
c.抗不整脈作用が中心で、心収縮力を増強する選択ではありません。
d.主に血管拡張によって後負荷を低下させます。
e.静脈拡張によって前負荷を低下させます。
覚えるポイント
心機能曲線の上方移動は心収縮力増強を示す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。