第110回医師国家試験 B4(2016年)
正答:b
問題
湖沼の水質について溶存酸素の低下をもたらすのはどれか。
a.酸性雨
b.富栄養化
c.地球温暖化
d.オゾン層破壊
e.ダイオキシン汚染
正答の理由
富栄養化により藻類が増殖し、その死骸などの分解で微生物が酸素を消費するため、特に水深のある層で溶存酸素が低下します。
各選択肢の検討
a.酸性化の問題ですが、設問の酸素消費を直接起こすものではありません。
b.正しい。藻類の増殖と有機物分解に伴い酸素が消費されます。
c.水温上昇で酸素溶解度は低下し得ますが、代表的な湖沼汚濁要因は富栄養化です。
d.成層圏オゾンの減少であり、湖沼の酸素消費を直接説明しません。
e.有害化学物質汚染ですが、溶存酸素低下の主要機序ではありません。
覚えるポイント
富栄養化では有機物分解による酸素消費が増える。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- US EPA:Nutrient Pollution and Dissolved Oxygen
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 B(問題冊子)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。