裂孔原性網膜剝離|第110回医師国家試験A57

第110回医師国家試験 A57(2016年)

正答:b・c

問題

55歳の男性。左眼の飛蚊症と視野異常とを主訴に来院した。1週間前から多数の黒いものが飛んでいるのが見え、昨日から下鼻側視野の欠損を自覚した。矯正視力は右1.2、左0.9、眼圧は右14 mmHg、左11 mmHg。眼底写真(合成による広角撮影像)を別冊No.23に示す。

治療法はどれか。2つ選べ。

a.濾過手術

b.硝子体手術

c.強膜内陥術

d.抗VEGF薬硝子体注射

e.副腎皮質ステロイドのテノン嚢下注射

No.23 眼底写真。原本の図版をそのまま掲載。
No.23 眼底写真 / 出典:厚生労働省・第110回A別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

飛蚊症に続いて視野欠損が進行し、眼底写真に網膜剝離を認める。裂孔原性網膜剝離には硝子体手術や強膜内陥術が用いられる。

各選択肢の検討

a.濾過手術は緑内障手術である。

b.正しい。硝子体手術は網膜復位術の一つである。

c.正しい。強膜内陥術は裂孔を閉鎖し網膜を復位させる治療法である。

d.抗VEGF薬は主に血管新生黄斑疾患等に使い、裂孔原性剝離の根治治療ではない。

e.テノン嚢下注射は網膜剝離の治療ではない。

覚えるポイント

裂孔原性網膜剝離は硝子体手術または強膜内陥術で網膜復位を図る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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