第110回医師国家試験 A49(2016年)
正答:e
問題
37歳の女性。1回経妊0回経産婦。不正性器出血を主訴に来院した。内診で子宮は小児頭大、付属器と子宮傍組織とに異常を認めない。子宮頸部と内膜の細胞診で異常を認めない。骨盤部MRIのT2強調矢状断像(別冊No.18)を別に示す。
この患者の子宮体部に認められる病変と関連しないのはどれか。
a.頻尿
b.不妊
c.月経痛
d.過多月経
e.帯下増加

正答の理由
子宮が小児頭大に腫大し、不正性器出血があり、MRIで子宮体部の筋腫を認める。頻尿、不妊、月経痛、過多月経は筋腫の圧迫・子宮内腔変形や月経量増加と関連するが、帯下増加は典型的な症状ではない。
各選択肢の検討
a.頻尿は増大した子宮による膀胱圧迫で起こりうる。
b.子宮内腔の変形などにより不妊と関連することがある。
c.筋腫に伴い月経痛が起こりうる。
d.過多月経は子宮筋腫の代表的症状である。
e.正しい。帯下増加は子宮筋腫に特異的・典型的な症状ではない。
覚えるポイント
子宮筋腫では過多月経や圧迫症状がよくみられる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(A問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題別冊(No.18 骨盤MRI)
- ACOG: Uterine Fibroids
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。