房室弁の先天異常|第109回医師国家試験I35

第109回医師国家試験 I35(2015年)

正答:b・c

問題

35 房室弁の先天異常を伴う心疾患はどれか。 2 つ選べ。

a.総動脈幹症

b.Ebstein 奇形

c.心内膜床欠損症

d.心室中隔欠損症

e.完全大血管転位症

正答の理由

Ebstein奇形は三尖弁、心内膜床欠損症は共通房室弁を含む房室接合部の形成異常です。

各選択肢の検討

a.総動脈幹症。総動脈幹症は円錐動脈幹の分割異常を主病変とし、房室弁の先天異常が基本ではありません。

b.Ebstein 奇形。Ebstein奇形では三尖弁中隔尖・後尖が心尖側へ偏位し、三尖弁の形成異常を伴います。

c.心内膜床欠損症。心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)は房室接合部の形成異常で共通房室弁などを伴います。

d.心室中隔欠損症。心室中隔欠損症は心室中隔の欠損で、房室弁の先天異常を主徴としません。

e.完全大血管転位症。完全大血管転位症は大血管の心室との接続異常で、房室弁異常が基本病変ではありません。

覚えるポイント

Ebstein奇形は三尖弁、心内膜床欠損症は共通房室弁を含む房室接合部の形成異常です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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