ストレス因消失後の症状経過|第109回医師国家試験I3

第109回医師国家試験 I3(2015年)

正答:a

問題

ストレスが発症の原因となり、それが消失すると一定期間内に症状が消失するのはどれか。

a.適応障害

b.心気障害

c.パニック障害

d.社交不安障害

e.心的外傷後ストレス障害

正答の理由

正答はa。適応障害は明確なストレス因に反応して症状と社会機能の障害が生じ、ストレス因またはその結果が終われば通常は長く持続しない。パニック症や社交不安症は特定のストレス因の消失を要件とせず、PTSDは外傷体験に関連して症状が持続する。

各選択肢の検討

a.正しい。明確な心理社会的ストレス因に関連して発症し、原因・結果が解消後は通常6か月を超えて症状が続かない。

b.身体疾患へのとらわれが中心で、明確なストレス因の消失後に症状が消えることを定義とはしない。

c.反復する予期しないパニック発作とその後の懸念・行動変化が中心である。

d.他者から注視される状況への持続的な恐怖が中心で、特定ストレス因の消失で必ず消退する疾患ではない。

e.外傷体験後の侵入症状・回避・認知や気分の変化・過覚醒が続き、外傷因の除去だけで一定期間内に消失すると定義されない。

覚えるポイント

明確なストレス因との時間的関係と、ストレス因がなくなった後の経過を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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