新生児呼吸窮迫症候群の初期治療|第109回医師国家試験I1

第109回医師国家試験 I1(2015年)

正答:c

問題

新生児呼吸窮迫症候群の初期治療で適切なのはどれか。

a.一酸化窒素吸入

b.気管支拡張薬吸入

c.肺サーファクタント気管内注入

d.抗菌薬静注

e.プロスタグランディン E 1 持続静注

正答の理由

正答はc。未熟肺では肺サーファクタント不足により肺胞が虚脱し、呼吸窮迫を来すため、呼吸管理とともにサーファクタントを気管内投与する。酸素化や肺高血圧の状況に応じた補助療法とは区別する。

各選択肢の検討

a.一酸化窒素吸入は新生児遷延性肺高血圧症などに用いる選択肢で、サーファクタント欠乏を補う初期治療ではない。

b.気管支拡張薬は気道攣縮を改善する薬であり、肺胞の表面張力上昇を補正できない。

c.正しい。肺サーファクタントを気管内に補充し、肺胞虚脱を改善する。

d.細菌感染を疑う根拠がある場合に検討する治療で、RDSそのものへの初期治療ではない。

e.プロスタグランディンE1は動脈管依存性心疾患で動脈管を開存させるために使い、RDS治療ではない。

覚えるポイント

新生児呼吸窮迫症候群ではサーファクタント補充が病態に対する治療となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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