異所性妊娠の検査|第109回医師国家試験H26

第109回医師国家試験 H26(2015年)

正答:a

問題

26 23 歳の女性。 0 回経妊 0 回経産婦。腹痛を主訴に来院した。 1 週前から悪心を自覚していた。昨日の夜から右下腹部に痛みが出現し、一度嘔吐した。朝まで痛みが持続するため受診した。月経周期は 30〜60 日型、不整。持続は 6 日間。最終月経は 50 日前で、 5 日前から少量の性器出血が持続している。体温 37.2 °C。脈拍96/分、整。血圧 100/68 mmHg。内診で子宮は前傾前屈、やや腫大。右付属器領域に軽度の圧痛を認める。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認めるが、子宮内腔に胎嚢を認めない。両側付属器に異常を認めない。次に行う検査はどれか。

a.妊娠反応

b.腹部 MRI

c.腹腔鏡検査

d.血液生化学検査

e.腹部エックス線撮影

正答の理由

最終月経から50日で性器出血と片側下腹部痛があり、子宮内に胎嚢を確認できないため異所性妊娠を除外する必要があります。妊娠反応を確認し、陽性なら血中hCG値と経腟超音波を組み合わせて評価します。

各選択肢の検討

a.妊娠反応を確認し、陽性なら異所性妊娠を念頭にhCG値と超音波所見を追います。

b.腹部MRIは妊娠の有無を確認する最初の検査ではありません。

c.腹腔鏡は診断・治療に用いることがありますが、まず妊娠反応と超音波・hCGで評価します。

d.一般的な血液生化学検査では妊娠の有無や部位を判断できません。

e.腹部X線撮影はこの状況で妊娠を調べる検査ではなく、放射線被曝も避けます。

覚えるポイント

最終月経から50日で性器出血と片側下腹部痛があり、子宮内に胎嚢を確認できないため異所性妊娠を除外する必要があります。妊娠反応を確認し、陽性なら血中hCG値と経腟超音波を組み合わせて評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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