第109回医師国家試験 H10(2015年)
正答:c
問題
診断の確定に有用なのはどれか。
a.感度が高い検査が陽性のとき
b.感度が高い検査が陰性のとき
c.特異度が高い検査が陽性のとき
d.特異度が高い検査が陰性のとき
e.(1-感度)/特異度が0.1より低いとき
正答の理由
特異度が高い検査は疾患のない人で偽陽性が少ない。したがって陽性なら陽性尤度比が大きくなり、疾患の可能性を高めて診断確定に役立つ(SpPin)。
各選択肢の検討
a.高感度検査の陽性は偽陽性が少ないとは限らず、確定より除外判断には陰性所見が役立つ。
b.正しい組合せは高感度検査の陰性による除外(SnNOut)であり、確定ではない。
c.正しい。高特異度検査の陽性は偽陽性が少なく、診断を支持する。
d.高特異度検査の陰性は疾患を除外する性質が強いわけではない。
e.この式は陰性尤度比(1-感度)/特異度であり、値が小さいほど陰性結果が疾患確率を下げる。陽性時の確定指標ではない。
覚えるポイント
高感度検査が陰性なら除外に、高特異度検査が陽性なら確定に役立つ。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題 H
- 厚生労働省:第109回医師国家試験正答
- Evidence-Based Medicine: Answering Questions of Diagnosis
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。