甲状腺機能低下症と非圧痕性浮腫|第109回医師国家試験H9

第109回医師国家試験 H9(2015年)

正答:e

問題

非圧痕性浮腫をきたすのはどれか。

a.慢性腎不全

b.慢性心不全

c.特発性浮腫

d.非代償性肝硬変

e.甲状腺機能低下症

正答の理由

甲状腺機能低下症では皮下にムコ多糖などが沈着して粘液水腫を生じ、圧痕を残しにくい。腎・心・肝疾患では主に間質液貯留による圧痕性浮腫を呈する。

各選択肢の検討

a.腎不全の体液貯留による浮腫は一般に圧痕性である。

b.心不全では静水圧上昇による圧痕性浮腫が典型である。

c.特発性浮腫は通常、立位で増悪する圧痕性浮腫である。

d.肝硬変では低アルブミン血症や門脈圧亢進に伴う圧痕性浮腫・腹水がみられる。

e.正しい。甲状腺機能低下症による粘液水腫は間質へのムコ多糖沈着を伴い、圧痕を残しにくい。

覚えるポイント

心・腎・肝疾患の体液貯留は圧痕性、粘液水腫は非圧痕性となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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