急性胆管炎における頻呼吸と重症化|第109回医師国家試験H7

第109回医師国家試験 H7(2015年)

正答:e

問題

急性胆管炎の身体診察所見で緊急度の高い対応が求められるのはどれか。

a.眼球結膜の黄染

b.右上腹部の圧痛

c.腸雑音の亢進

d.背部の叩打痛

e.頻呼吸の出現

正答の理由

急性胆管炎で黄疸や右上腹部圧痛は病態を示す所見だが、頻呼吸は呼吸不全や敗血症など全身状態悪化の徴候となり得るため、緊急評価と蘇生対応を要する。

各選択肢の検討

a.黄疸は胆汁うっ滞を示し急性胆管炎の診断に重要だが、単独では臓器障害を示さない。

b.右上腹部圧痛は胆道感染に伴う局所所見である。

c.腸雑音亢進は急性胆管炎の重症化を特異的に示す所見ではない。

d.背部叩打痛は腎盂腎炎などでみられ、胆管炎の緊急度判定所見とはならない。

e.正しい。頻呼吸は低酸素血症・呼吸不全や敗血症性病態の徴候になり得るため、直ちに呼吸循環を評価する。

覚えるポイント

局所の黄疸・圧痛に加え、呼吸数など全身の臓器障害徴候をみて重症度を判断する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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