心雑音と弁膜症の対応|第109回医師国家試験H5

第109回医師国家試験 H5(2015年)

正答:d

問題

心臓の聴診所見と疑われる疾患の組合せで正しいのはどれか。

a.心膜摩擦音―収縮性心膜炎

b.opening snap―僧帽弁閉鎖不全症

c.汎〈全〉収縮期雑音―僧帽弁狭窄症

d.収縮期駆出性雑音―大動脈弁狭窄症

e.拡張期輪転様雑音―大動脈弁閉鎖不全症

正答の理由

大動脈弁狭窄症では駆出性の収縮期crescendo-decrescendo雑音を聴取する。心膜摩擦音は心膜炎、opening snapと拡張期ランブルは僧帽弁狭窄、汎収縮期雑音は僧帽弁閉鎖不全などでみられる。

各選択肢の検討

a.心膜摩擦音は心膜炎で聞かれ、収縮性心膜炎に特異的な組合せではない。

b.opening snapは僧帽弁狭窄症でみられ、僧帽弁閉鎖不全症の典型所見ではない。

c.汎収縮期雑音は僧帽弁閉鎖不全症などにみられ、僧帽弁狭窄症は拡張期ランブルを呈する。

d.正しい。大動脈弁狭窄症では駆出性の収縮期雑音が典型である。

e.拡張期輪転様雑音は僧帽弁狭窄症の所見で、大動脈弁閉鎖不全症では拡張早期の高調な逆流性雑音を聴取する。

覚えるポイント

弁膜症は雑音の時相・音質と障害弁を対応させる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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