第109回医師国家試験 G30(2015年)
正答:a・c
問題
30 診断したら直ちに保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならないのはどれか。 2 つ選べ。
a.結核
b.麻疹
c.コレラ
d.アメーバ赤痢
e.クリプトスポリジウム症
正答の理由
結核は二類感染症、コレラは三類感染症で、診断した医師は直ちに保健所へ届け出る。選択肢のうちこの要件に該当するのは結核とコレラである。
各選択肢の検討
a.正しい。結核は全数把握対象で、診断した医師は直ちに届け出る。
b.誤り。試験時の2015年2月には、麻疹の法定届出期限は診断後7日以内であった。迅速な報告が推奨されていたが、法定の「直ちに」への変更は同年5月21日施行である。
c.正しい。コレラは三類感染症で、診断後直ちに届出が必要である。
d.誤り。アメーバ赤痢は五類感染症であり、診断後直ちにではなく所定期間内の届出である。
e.誤り。クリプトスポリジウム症も五類感染症であり、直ちに届出を要する区分ではない。
覚えるポイント
届出時期は病名ごとに異なるため、感染症法上の類型と診断時点の規則を確認する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- 感染症法に基づく医師の届出のお願い|厚生労働省
- 第9回厚生科学審議会感染症部会(2015年4月2日)|厚生労働省
- 侵襲性髄膜炎菌感染症及び麻しんの患者の医師による届出基準の変更|厚生労働省
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。