放射線防護の原則と線量限度|第109回医師国家試験G25

第109回医師国家試験 G25(2015年)

正答:e

問題

25 放射線の防護・管理について正しいのはどれか。

a.臨床検査技師は医師の指示により人体に放射線を照射することができる。

b.妊娠している診療放射線技師は放射線業務に就くことができない。

c.放射線診療で患者が受ける被ばくにも線量限度が定められている。

d.放射線診療における行為の正当化は診療放射線技師が判断する。

e.公衆被ばくの線量限度は職業被ばくの線量限度より低い。

正答の理由

職業被ばくの線量限度より公衆被ばくの限度は低く設定される。医療被ばくの患者には線量限度を適用せず、正当化と最適化で管理する。

各選択肢の検討

a.誤り。人体への放射線照射は法令上認められた資格者が行うもので、臨床検査技師は医師の指示だけで照射できない。

b.誤り。妊娠した診療放射線技師も一律に放射線業務から排除されるわけではなく、胎児線量を適切に管理する。

c.誤り。患者の医療被ばくには一律の線量限度を設けず、検査・治療の正当化と線量最適化を行う。

d.誤り。放射線診療の正当化は医療行為として臨床的利益と被ばくリスクを判断するもので、診療放射線技師が単独で決定しない。

e.正しい。職業被ばくの線量限度は公衆被ばくより高く、公衆の線量限度はより低い。

覚えるポイント

放射線防護では職業・公衆被ばくに線量限度を適用し、患者の医療被ばくは正当化と最適化で管理する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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