第109回医師国家試験 G13(2015年)
正答:a
問題
女性において産褥期が好発時期である疾患はどれか。
a.うつ病
b.悪性腫瘍
c.尿路結石
d.気管支喘息
e.急性虫垂炎
正答の理由
産後は周産期うつ病が発症・顕在化しやすく、気分の落ち込みや意欲低下などの症状に注意する。産褥期に一過性のマタニティブルーズもみられるが、持続・重症化する場合はうつ病等を評価する。
各選択肢の検討
a.うつ病:正しい。妊娠中から産後にかけてうつ病が発症し得て、産褥期は重要なリスク期間である。
b.悪性腫瘍:産褥期に特異的に好発する疾患ではない。
c.尿路結石:妊娠・産褥期に尿路の変化はあるが、本問の代表的な産褥期好発疾患ではない。
d.気管支喘息:妊娠中に経過が変化することはあるが、産褥期に好発する代表疾患ではない。
e.急性虫垂炎:産褥期特有に頻度が高まる疾患ではない。
覚えるポイント
産後の抑うつ症状は一過性のブルーズとの鑑別を含めて早めに評価する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- Postpartum Depression: Updates in Evaluation and Care
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。