第109回医師国家試験 G11(2015年)
正答:c
問題
中心静脈栄養法を行うための穿刺部位として適切でない血管はどれか。
a.内頸静脈
b.大腿静脈
c.大伏在静脈
d.鎖骨下静脈
e.肘正中皮静脈
正答の理由
中心静脈栄養では高浸透圧の栄養液を希釈できる中心静脈にカテーテル先端を留置する。内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈は中心静脈路として用い得るが、大伏在静脈は末梢静脈である。
各選択肢の検討
a.内頸静脈:中心静脈カテーテルの代表的な挿入部位。
b.大腿静脈:中心静脈路として使用可能(ただし感染・血栓などのリスクに配慮する)。
c.大伏在静脈:正しい。下肢の表在性末梢静脈で、通常の中心静脈栄養の穿刺部位ではない。
d.鎖骨下静脈:中心静脈カテーテルの代表的な挿入部位。
e.肘正中皮静脈:PICCの穿刺血管となり、カテーテル先端を上大静脈まで進めれば中心静脈栄養に使用できる。通常の末梢留置針による投与とは区別する。
覚えるポイント
中心静脈栄養では先端を上大静脈などの中心静脈に置く。末梢静脈と挿入経路を混同しない。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- CDC, Background Information: Catheter Types
- 肘窩の穿刺血管別PICC挿入成功率の検討(原著)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。