第109回医師国家試験 G10(2015年)
正答:c
問題
網膜外層の走査型電子顕微鏡写真(別冊 No. 3)を別に示す。矢印の構造に関係が深いのはどれか。
a.夜盲
b.霧視
c.色覚異常
d.視野狭窄
e.両眼視機能障害

正答の理由
矢印は網膜の錐体外節を示す。錐体は明所視と色覚を担うため、錐体の機能異常は色覚異常と関係する。
各選択肢の検討
a.夜盲:誤り。暗所視を担う桿体の機能障害で起こる。
b.霧視:誤り。媒体混濁や屈折異常などで生じる視覚症状で、錐体外節に特異的ではない。
c.色覚異常:正しい。錐体には異なる波長に感度をもつ種類があり、その機能異常は色覚異常につながる。
d.視野狭窄:誤り。網膜周辺部・視神経などの障害で生じ得るが、錐体外節に最も直接結び付く所見ではない。
e.両眼視機能障害:誤り。両眼視は左右眼の視線や中枢統合に関係し、錐体外節の機能とは異なる。
覚えるポイント
桿体は暗所視、錐体は明所視と色覚を担う。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- National Eye Institute, Researchers uncover a critical early step of the visual process
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。