第109回医師国家試験 G5(2015年)
正答:a
問題
臨床試験において偶然誤差に関連するのはどれか。
a.症例数
b.プラセボ
c.二重盲検法
d.無作為割付
e.intention to treat〈ITT〉
正答の理由
症例数を増やすと標本誤差が小さくなり、偶然誤差の影響を抑えられる。プラセボ、盲検化、無作為化、ITT解析は主として期待効果・測定バイアス・交絡や脱落の影響を扱う。
各選択肢の検討
a.症例数:正しい。標本数が大きいほど推定値の標準誤差は小さくなり、偶然誤差を減らせる。
b.プラセボ:期待効果による差を抑える対照介入で、主にバイアスへの対策。
c.二重盲検法:割付を知ることによる患者・評価者の行動や判定の偏りを減らす。
d.無作為割付:既知・未知の予後因子を群間で均衡させ、選択バイアス・交絡を抑える。
e.intention to treat〈ITT〉:割付群のまま解析して割付後除外によるバイアスを抑え、実臨床に近い効果を推定する。
覚えるポイント
偶然誤差は標本数を増やすことで減らせる。バイアス対策とは区別する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- Thiese et al., P Value Interpretations and Considerations
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。