第109回医師国家試験 F4(2015年)
正答:a
問題
妊娠10週の初妊婦で最も認められるのはどれか。
a.悪心
b.痔核
c.多尿
d.妊娠線
e.下肢浮腫
正答の理由
妊娠初期には悪心・嘔吐(つわり)がよくみられ、妊娠10週頃は症状が強くなりやすい時期です。妊娠線や下肢浮腫などは妊娠後期に目立ちやすく、痔核・多尿は10週で最も一般的な所見とはいえません。
各選択肢の検討
a.正しい。悪心は妊娠初期の代表的な症状で、10週頃にもよくみられます。
b.誤り。妊娠に伴う便秘などで痔核が生じることはありますが、妊娠10週で最も一般的とはいえません。
c.誤り。妊娠初期は頻尿が起こり得ますが、多尿(尿量そのものの増加)が代表的所見ではありません。
d.誤り。妊娠線は腹部の皮膚伸展が進む妊娠後半に出現しやすい所見です。
e.誤り。下肢浮腫は妊娠後半に目立ちやすく、妊娠10週で最も一般的な所見ではありません。
覚えるポイント
妊娠初期、とくに妊娠10週頃には悪心・嘔吐がよくみられる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- Worcestershire Acute Hospitals NHS Trust, Guideline for the Management of Nausea and Vomiting in Early Pregnancy
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。