第109回医師国家試験 E37(2015年)
正答:AD
問題
真菌の染色法として適切なのはどれか。2つ選べ。
a.Grocott染色
b.Masson染色
c.PAM染色
d.PAS染色
e.Sudan III染色
正答の理由
真菌の検出には細胞壁成分を染めるGrocott染色(GMS)やPAS染色を用いる。Masson染色は主に膠原線維、PAM染色は腎糸球体基底膜など、Sudan III染色は脂質の染色に用いる。
各選択肢の検討
a.Grocott染色:正しい。真菌の細胞壁を黒色に染め、組織中の菌体の検出に用いる。
b.Masson染色:誤り。膠原線維など結合組織の染め分けに用いる。
c.PAM染色:誤り。腎糸球体基底膜などの染色に用いられ、真菌染色の標準法ではない。
d.PAS染色:正しい。多糖類を染め、真菌の細胞壁を含む組織中の菌体を検出できる。
e.Sudan III染色:誤り。脂質染色に用いる。
覚えるポイント
真菌検出にはGrocott染色とPAS染色を用いる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- UK Standards for Microbiology Investigations: Staining Procedures
- Periodic Acid Schiff (PAS) | Special Stain – WashU Medicine Pathology Services
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。