第109回医師国家試験 E29(2015年)
正答:c
問題
膝関節の徒手検査手技(別冊No. 4)を別に示す。
診断する病変部位はどれか。
a.内側側副靱帯
b.外側側副靱帯
c.前十字靱帯
d.半月板
e.膝蓋腱

正答の理由
図は膝を軽く屈曲させ、検者が大腿を固定しながら近位脛骨を前方へ引くLachmanテストです。前十字靱帯の前方制動機能を評価します。
画像の見方
厚生労働省別冊Eの物理8頁No.4(E29)を確認。右手の力の方向を示す矢印、大腿・近位脛骨の把持、膝の屈曲位、No.4/E29ラベルを原本画像とPNGで確認した。
各選択肢の検討
a.誤り。内側側副靱帯は外反ストレスで評価し、図のように脛骨を前方へ引く検査ではありません。
b.誤り。外側側副靱帯は内反ストレスで評価します。図は前方引き出し方向の力を加えています。
c.正しい。Lachmanテストは膝を約20〜30度屈曲させて脛骨を前方へ引き、前十字靱帯の損傷を評価します。
d.誤り。半月板病変はMcMurrayテストなどで関節裂隙に回旋・圧迫を加えて評価します。
e.誤り。膝蓋腱は膝伸展機構の腱であり、この徒手検査の標的ではありません。
覚えるポイント
膝軽度屈曲位で脛骨を前方へ引くLachmanテストは前十字靱帯を評価する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- Knee Stability and Movement Coordination Impairments: Knee Ligament Sprain (APTA Clinical Practice Guideline)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。