第109回医師国家試験 E18(2015年)
正答:b
問題
要介護高齢者の褥瘡予防に最も有効なのはどれか。
a.消毒
b.体位変換
c.抗菌薬投与
d.血糖コントロール
e.ビタミンD製剤投与
正答の理由
褥瘡は骨突出部などに圧力が持続して局所の組織障害を生じるため、体位変換で圧を除き、圧のかかる部位を変えることが有効です。
各選択肢の検討
a.誤り。消毒は創部の感染管理に関係し、皮膚へ持続する圧を取り除く予防策ではありません。
b.正しい。体位変換により同一部位への圧迫時間を減らし、組織への圧負荷を分散します。
c.誤り。抗菌薬は感染症の治療薬であり、感染のない要介護者の褥瘡発生を予防する目的では投与しません。
d.誤り。糖尿病の血糖管理は合併症予防に必要ですが、褥瘡予防の中心は圧迫を解除することです。
e.誤り。ビタミンD製剤は骨・ミネラル代謝に用い、局所の圧迫を除く作用はありません。
覚えるポイント
褥瘡予防では個々の皮膚状態や活動性に合わせた体位変換で圧迫を解除する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。