第109回医師国家試験 E2(2015年)
正答:e
問題
社会保障制度について正しいのはどれか。
a.国民医療費はこの10年間で3倍に増加した。
b.診療録の保存義務期間は終診時から2年間である。
c.国民健康保険組合の被保険者数は6千万人より多い。
d.介護保険第1号被保険者数は第2号被保険者数より多い。
e.結核患者の医療費の公費負担は感染症法に規定されている。
正答の理由
正しいのはeです。結核患者の医療費公費負担は感染症法第37条・第37条の2に規定されています。診療録の法定保存期間は5年間です。
各選択肢の検討
a.誤り。国民医療費はこの10年間で3倍にはなっていません。平成26年度は約40.8兆円で、平成16年度からの増加は数倍に達しません。
b.誤り。医師法による診療録の保存義務は5年間です。終診時から2年間ではありません。
c.誤り。国民健康保険組合の被保険者は国保全体の一部で、6千万人を超えません。
d.誤り。第1号は65歳以上、第2号は40~64歳の医療保険加入者であり、当時も第1号は第2号より少数でした。
e.正しい。感染症法に結核患者の医療に関する公費負担制度が定められています。
覚えるポイント
医療費・介護保険・感染症法。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- 平成26年度国民医療費の概況(厚生労働省)
- 診療録等の保存を行う場所について(厚生労働省通知)
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(第37条・第37条の2)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。