産褥乳腺炎|第109回医師国家試験D1

第109回医師国家試験 D1(2015年)

正答:b

問題

1 褥婦にみられる感染症で、原因菌として黄色ブドウ球菌の頻度が高いのはどれか。

a.腟炎

b.乳腺炎

c.卵管炎

d.腎盂腎炎

e.子宮内膜炎

正答の理由

褥婦の乳腺炎では、授乳中の乳頭から侵入する黄色ブドウ球菌などが原因となります。腟炎、骨盤内感染、尿路感染、産褥子宮内膜炎とは起因菌の傾向が異なり、設問では乳腺炎が最も適切です。

各選択肢の検討

a.誤り。腟炎は細菌性腟症、カンジダ、トリコモナスなどが代表的で、産褥乳腺炎のように黄色ブドウ球菌が典型的原因菌ではありません。

b.正しい。授乳期の乳腺炎では乳頭・乳房皮膚由来の黄色ブドウ球菌が代表的な起因菌です。

c.誤り。卵管炎は骨盤内炎症性疾患の一部で、クラミジアや淋菌、腟・腸管由来の混合菌などが問題になります。

d.誤り。腎盂腎炎は多くが上行性の尿路感染で、大腸菌などの腸内細菌が主な原因です。

e.誤り。産褥子宮内膜炎では腟内常在菌や腸内細菌などの混合感染が多く、乳腺炎の代表菌を問う設問の答えではありません。

覚えるポイント

産褥乳腺炎では黄色ブドウ球菌が代表的な起因菌である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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