第109回医師国家試験 C11(2015年)
正答:a
問題
妊娠中の深部静脈血栓症の発症に最も注意すべきなのはどれか。
a.妊娠悪阻
b.過期妊娠
c.妊娠糖尿病
d.羊水過少症
e.血液型不適合妊娠
正答の理由
妊娠悪阻では嘔吐による脱水・血液濃縮や活動性低下が加わり、妊娠に伴う凝固亢進状態と相まって血栓症への注意が必要です。公式正答値表は a です。TECOM公表の採点取扱いでは、正解者は採点対象に含め、不正解者は対象から除外するとされています。厚生労働省の個別通知PDFは取得できず、公式キーaを保持したうえでこの条件付き扱いを記録します。
各選択肢の検討
a.正しい(公式正答)。妊娠悪阻に伴う脱水・血液濃縮などが妊娠時の血栓リスクに重なります。
b.過期妊娠そのものは、悪阻に伴う脱水のような直接の血液濃縮要因ではありません。
c.妊娠糖尿病は重要な周産期合併症ですが、本問の血栓リスクで最も注意する選択肢ではありません。
d.羊水過少症は胎児・胎盤評価を要する所見ですが、典型的な母体DVTリスク因子ではありません。
e.血液型不適合妊娠は溶血性疾患の問題であり、母体のDVT発症リスクを最も高めるものではありません。
覚えるポイント
公式正答aを保持する。採点は正解者のみ採点対象、不正解者は対象から除外する条件付き扱い。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第109回医師国家試験C問題(問題冊子)
- 厚生労働省:第109回医師国家試験正答値表
- 厚生労働省:第109回医師国家試験正答値表
- TECOM:第109回医師国家試験における採点除外等の取扱いとした問題について
- CDC:Understanding Your Risk for Blood Clots with Pregnancy
- RCOG: Reducing the Risk of Venous Thromboembolism during Pregnancy and the Puerperium, Green-top Guideline No. 37a
- Risk Factors for Venous Thromboembolism in 1.3 Million Pregnancies: A Nationwide Prospective Cohort
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。