全身性浮腫と局所性浮腫|第109回医師国家試験C7

第109回医師国家試験 C7(2015年)

正答:c

問題

全身の浮腫を最もきたしにくいのはどれか。

a.肝硬変

b.心不全

c.深部静脈血栓症

d.蛋白漏出性胃腸症

e.ネフローゼ症候群

正答の理由

肝硬変、心不全、蛋白漏出性胃腸症、ネフローゼ症候群はいずれも低アルブミン血症や静水圧上昇などを通じて全身性浮腫を生じ得ます。深部静脈血栓症は静脈還流を局所的に妨げるため、通常は患側の限局した浮腫で、全身性浮腫の原因として最も考えにくい選択肢です。

各選択肢の検討

a.肝硬変ではアルブミン低下や門脈圧亢進などにより腹水・末梢浮腫を生じ得ます。

b.心不全では静脈圧上昇と腎での水・ナトリウム貯留により浮腫を生じ得ます。

c.正しい。深部静脈血栓症は静脈閉塞部位より末梢の局所性浮腫が中心です。

d.蛋白漏出性胃腸症では蛋白喪失から低アルブミン血症となり、全身性浮腫を来し得ます。

e.ネフローゼ症候群では尿中蛋白喪失と血漿膠質浸透圧低下が浮腫につながります。

覚えるポイント

全身性浮腫は体液量や膠質浸透圧の異常、DVTは局所の静脈閉塞による浮腫が中心。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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