医療方針決定におけるパターナリズム|第109回医師国家試験C1

第109回医師国家試験 C1(2015年)

正答:c

問題

治療方針の検討段階における医師のパターナリズムに該当するのはどれか。

a.患者の治療に対する価値観や感情を尊重する。

b.患者の家庭・社会生活に関する背景を尊重する。

c.患者の状態に対する医学的な適切性を優先する。

d.治療が患者に与える影響を患者とともに検討する。

e.治療に対する患者の希望や解釈モデルを尊重する。

正答の理由

パターナリズムは、医師が患者の意向や価値観よりも、医師の判断する患者の利益を優先して治療方針を決める関わり方です。患者の医学的適切性を優先する c が該当します。患者の価値観・生活背景・希望を尊重し、影響をともに検討するのは患者参加型の意思決定です。

各選択肢の検討

a.患者の価値観や感情を尊重し、本人の選好を意思決定に反映する姿勢です。

b.家庭・社会生活の背景を考慮することは患者中心の治療計画に必要です。

c.正しい。医学的な適切性を患者の希望より優先する医師主導の判断がパターナリズムに当たります。

d.治療の影響を患者とともに考えるのは共同意思決定です。

e.患者自身の希望や病気の理解を尊重することは自律性を重んじる対応です。

覚えるポイント

患者の価値観より医学的判断を優先する医師主導の決定がパターナリズム。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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