高齢者の鼻出血と既往歴|第109回医師国家試験B39

第109回医師国家試験 B39(2015年)

正答:a・c・d

問題

Kiesselbach 部位から出血している高齢者に聴取すべき既往はどれか。 3 つ選べ。

a.脳梗塞

b.白内障

c.高血圧症

d.肝機能障害

e.慢性閉塞性肺疾患

正答の理由

脳梗塞既往に伴う抗血栓薬使用、高血圧、肝機能障害による凝固異常はいずれも鼻出血の増悪や止血管理に関わります。

各選択肢の検討

a.脳梗塞:脳梗塞既往は抗血小板薬・抗凝固薬の服用につながる可能性があり、出血の増悪や止血管理に関わるため確認します。

b.白内障:白内障既往は鼻出血の原因検索・止血に直接関わる一般的な重要既往ではありません。

c.高血圧症:鼻出血時には血圧と既往の高血圧を確認します。ただし高血圧がその鼻出血を直接引き起こしたとまでは断定できません。

d.肝機能障害:肝機能障害は凝固因子産生低下や血小板異常を介し出血傾向に関わるため確認します。

e.慢性閉塞性肺疾患:慢性閉塞性肺疾患は鼻出血の原因評価に直接結び付く既往ではありません。

覚えるポイント

抗血栓薬使用に関わる脳梗塞、高血圧、凝固異常の肝障害を確認します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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