帯下の特徴|第109回医師国家試験B36

第109回医師国家試験 B36(2015年)

正答:a・b

問題

婦人科疾患と帯下の特徴の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。

a.細菌性腟症黄色調

b.萎縮性腟炎淡血性

c.腟カンジダ症泡沫状

d.クラミジア頸管炎膿性

e.トリコモナス腟炎酒粕状

正答の理由

公式正答はa・bです。細菌性腟症の帯下は灰白色が典型ですが黄色調を呈することもあり、aは成立します。萎縮性腟炎では粘膜が脆弱になり淡血性帯下を生じ得るためbも適切です。クラミジア頸管炎でも膿性・粘液膿性分泌物を認める例があり、dを一律に否定できない点には注意が必要です。

各選択肢の検討

a.細菌性腟症黄色調:公式正答に含まれます。灰白色が典型ですが、黄色調の帯下を呈する場合もあります。色だけで細菌性腟症と診断はできません。

b.萎縮性腟炎淡血性:閉経後の萎縮性腟炎では粘膜が脆弱となり、淡血性帯下を呈することがあります。正しい組合せです。

c.腟カンジダ症泡沫状:腟カンジダ症では白色カッテージチーズ様・酒粕状の帯下が特徴で、泡沫状ではありません。

d.クラミジア頸管炎膿性:公式正答には含まれません。クラミジア感染は無症状・所見に乏しい例が多い一方、頸管炎で膿性・粘液膿性分泌物を認め得るため、医学的に一律に否定できません。

e.トリコモナス腟炎酒粕状:トリコモナス腟炎では黄緑色・泡沫状で悪臭を伴う帯下が典型で、酒粕状ではありません。

覚えるポイント

細菌性腟症の帯下は灰白色が典型ですが黄色調もあり得ます。帯下の色や性状だけでは病原体を確定できません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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