心臓の構造|第109回医師国家試験B32

第109回医師国家試験 B32(2015年)

正答:b・c

問題

心臓について正しいのはどれか。 2 つ選べ。

a.僧帽弁は半月弁である。

b.三尖弁には腱索が付着する。

c.僧帽弁前尖は左室流出路を形成する。

d.僧帽弁のすべての腱索は 1 本の乳頭筋に付着している。

e.肺動脈弁と大動脈弁とは線維性組織を隔てて隣接している。

正答の理由

三尖弁の弁尖には腱索が付着し、僧帽弁前尖は左室流出路を形成するため、bとcが正しい組合せです。

各選択肢の検討

a.僧帽弁は半月弁である。:僧帽弁は左房室弁で、半月弁ではありません。半月弁は大動脈弁と肺動脈弁です。

b.三尖弁には腱索が付着する。:三尖弁の弁尖は腱索を介して乳頭筋につながり、収縮期の逆翻転を防ぎます。正しい記述です。

c.僧帽弁前尖は左室流出路を形成する。:僧帽弁前尖は左室流出路と連続する構造を形成します。正しい記述です。

d.僧帽弁のすべての腱索は 1 本の乳頭筋に付着している。:腱索は複数の乳頭筋に分かれて付着し、単一乳頭筋だけに全て付着するわけではありません。

e.肺動脈弁と大動脈弁とは線維性組織を隔てて隣接している。:肺動脈弁と大動脈弁の間には右室流出路の筋性組織(心室漏斗部)があり、線維性組織を隔てて直接隣接するという説明は誤りです。

覚えるポイント

房室弁は腱索・乳頭筋に連結し、僧帽弁前尖は左室流出路に関係します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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