抗SS-A抗体による胎児房室ブロック|第109回医師国家試験B22

第109回医師国家試験 B22(2015年)

正答:d

問題

母体の抗 SS-A 抗体のクラスで新生児の心拍数に異常をきたすのはどれか。

a.IgA

b.IgD

c.IgE

d.IgG

e.IgM

正答の理由

IgGは胎盤を通過します。母体の抗Ro/SS-A IgGが胎児の心臓伝導系に作用し、先天性房室ブロックなどを生じ得ます。

各選択肢の検討

a.IgA:IgAは胎盤を通過する主な免疫グロブリンクラスではなく、胎児心筋の伝導障害の原因抗体とはなりません。

b.IgD:IgDは抗SS-A抗体の胎盤移行を説明するクラスではありません。

c.IgE:IgEは即時型アレルギーに関わりますが、抗SS-A関連の胎児・新生児房室ブロックを起こす抗体ではありません。

d.IgG:IgGは胎盤を通過します。母体の抗Ro/SS-A IgGが胎児の心臓伝導系に作用し、先天性房室ブロックなどを生じ得ます。

e.IgM:IgMは胎盤を通過しにくく、母体抗体による胎児伝導障害の機序に合いません。

覚えるポイント

抗SS-A/Ro抗体は母体由来のIgGとして胎盤を通過します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第109回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました