第109回医師国家試験 B20(2015年)
正答:e
問題
20 身長について誤っているのはどれか。
a.出生時の平均は 50 cm である。
b.出生時は 4 頭身である。
c.11 歳の女児は男児より高い。
d.12 歳で出生時の 3 倍になる。
e.思春期に 1 年間の伸び率が最大になる。
正答の理由
身長の伸びは出生後1年に最も大きく、その後いったん低下します。思春期には二度目の成長スパートがありますが、年間伸長速度の最大は乳幼児期です。出生時身長の平均約50 cm、出生時約4頭身、女子が男子より先行する11歳前後、12歳ごろ約3倍という記述は標準的な発育の目安です。
各選択肢の検討
a.正しい。正期産児の出生時身長は平均約50 cmです。
b.正しい。新生児は頭部が相対的に大きく、約4頭身です。
c.正しい。思春期発育が先行する女子は、学童後期に男子より高くなる年齢があります。
d.正しい。出生時約50 cmに対して12歳ごろ約150 cmとなり、およそ3倍が目安です。
e.誤り。身長の年間伸長速度は出生後早期、とくに乳児期の方が思春期より大きく、思春期は二度目のスパートです。
覚えるポイント
乳児期の急速な伸長と、思春期の第二の成長スパートを区別します。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- Suwa et al. Longitudinal Standards for Height and Height Velocity for Japanese Children from Birth to Maturity
- 乳幼児身体発育曲線に関する解析
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。