尿中Cペプチド排泄量で内因性インスリン分泌を評価する|第109回医師国家試験B12

第109回医師国家試験 B12(2015年)

正答:d

問題

12 糖代謝の臨床的評価で正しいのはどれか。

a.ケトン体は蛋白分解の亢進で増加する。

b.血糖値は静脈血の方が毛細血管より高い。

c.尿糖は血糖 150 mg/dL を超えると陽性を示す。

d.インスリン分泌能は尿中 C ペプチド排泄量で評価する。

e.インスリン抵抗性は BMI〈Body Mass Index〉で評価する。

正答の理由

Cペプチドは内因性インスリンと等モルで分泌され、尿中Cペプチド排泄量は一定期間の内因性インスリン分泌能の評価に用いられます。BMIだけではインスリン抵抗性を直接評価できません。

各選択肢の検討

a.誤り。ケトン体は主に脂肪酸の分解・β酸化が亢進したとき増加し、蛋白分解そのものが産生源ではありません。

b.誤り。食後は末梢組織での糖消費により毛細血管血糖が静脈血より高くなることがあり、静脈血が常に高いとはいえません。

c.誤り。尿糖が出始める血糖閾値には個人差があり、150 mg/dLを一律の閾値とするのは不適切です。

d.正しい。尿中Cペプチド排泄量は内因性インスリン分泌の指標です。

e.誤り。BMIは肥満度の指標です。インスリン抵抗性は空腹時血糖・インスリンからのHOMA-IRなどで評価し、BMIのみで判定しません。

覚えるポイント

内因性インスリン分泌はCペプチドで評価し、抵抗性評価と区別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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