ICFの参加制約は社会生活への参加の困難|第109回医師国家試験B1

第109回医師国家試験 B1(2015年)

正答:e

問題

1 対麻痺患者の参加制約にあたるのはどれか。

a.抑うつ気分になる。

b.仙骨部に褥瘡がある。

c.1 日 4 回自己導尿している。

d.移動には電動車椅子が必要である。

e.3 段の段差のあるカフェで会食できない。

正答の理由

ICFでは、心身機能・身体構造の問題を機能障害、課題遂行の難しさを活動制限、生活・人生場面への関与の問題を参加制約と区別します。段差のためカフェで会食できないeは社会参加の障壁を示します。抑うつは心身機能、褥瘡や自己導尿・車椅子使用は健康状態や活動に関する所見です。

各選択肢の検討

a.抑うつ気分は心身機能(精神機能)の問題で、参加そのものの制限ではありません。

b.褥瘡は身体構造・皮膚の機能障害にあたります。

c.自己導尿は排尿管理という活動であり、社会参加が妨げられる場面を示していません。

d.電動車椅子の使用は移動手段・活動に関する情報で、参加制約とは限りません。

e.正しい。環境の段差が障壁となり、会食という社会参加が妨げられています。

覚えるポイント

障害の分類では、本人の機能・活動と、環境の障壁が社会参加に及ぼす影響を区別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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