血液透析で短時間に改善する異常|第109回医師国家試験A19

第109回医師国家試験 A19(2015年)

正答:a・b

問題

血液透析で速やかに改善されるのはどれか。2つ選べ。

a.アシデミア〈酸血症〉

b.高カリウム血症

c.透析アミロイドーシス

d.二次性副甲状腺機能亢進症

e.貧血

正答の理由

血液透析ではカリウムなどの小分子を透析液側へ除去し、透析液から重炭酸を補うことでアシデミアを速やかに改善できます。透析アミロイドーシスや二次性副甲状腺機能亢進症、貧血は慢性病態で、通常の一回透析では速やかに是正されません。

各選択肢の検討

a.正しい。透析液から重炭酸を補い、代謝性アシデミアを速やかに改善できます。

b.正しい。カリウムは透析液との濃度勾配で除去され、高カリウム血症を速やかに改善します。

c.誤り。透析アミロイドーシスは長期透析によるβ2ミクログロブリン沈着で、単回透析では改善しません。

d.誤り。二次性副甲状腺機能亢進症はリン・カルシウム代謝異常による慢性病態で、単回透析で解消しません。

e.誤り。腎性貧血はエリスロポエチン不足などが原因で、透析で速やかに改善しません。

覚えるポイント

透析は血液と透析液の濃度差を利用し、カリウムなどの小分子と酸を速やかに除去します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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