第109回医師国家試験 A15(2015年)
正答:a・d
問題
小児の弱視の原因になるのはどれか。2つ選べ。
a.遠視
b.近視
c.偽内斜視
d.乳児内斜視
e.間欠性外斜視
正答の理由
屈折異常による網膜像のぼけ(特に遠視)と、乳児期からの眼位ずれは視覚発達を妨げ弱視の原因になります。偽内斜視は見かけ上の眼位異常で、間欠性外斜視も通常それだけで弱視の原因とはなりません。
各選択肢の検討
a.正しい。遠視は網膜像のぼけを生じ、不同視や強い屈折異常では弱視につながります。
b.誤り。通常の近視だけでは弱視の代表的原因とはなりにくい一方、強度近視や不同視では弱視を生じることがあります。本問では遠視と乳児内斜視が典型的な選択肢です。
c.誤り。偽内斜視は眼位がずれて見えるだけで、両眼視機能の異常を伴いません。
d.正しい。乳児内斜視では両眼視の発達が妨げられ、斜視弱視を生じ得ます。
e.誤り。間欠性外斜視は斜視が間欠的で、一般に恒常的な視覚遮断を起こしにくいものです。
覚えるポイント
屈折異常による網膜像のぼけ(特に遠視)と、乳児期からの眼位ずれは視覚発達を妨げ弱視の原因になります。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。