悪性黒色腫の診断と病期評価|第109回医師国家試験A3

第109回医師国家試験 A3(2015年)

正答:e

問題

悪性黒色腫について正しいのはどれか。

a.放射線感受性が高い。

b.日本人では結節型が多い。

c.部分生検によって診断する。

d.TNM病期分類のpTは原発巣の大きさで判定する。

e.センチネルリンパ節生検はリンパ節郭清の適応決定に有用である。

正答の理由

センチネルリンパ節生検は臨床的にリンパ節転移が明らかでない患者で潜在転移を調べ、病期・後続治療の判断に役立ちます。皮膚悪性黒色腫のpTは腫瘍厚や潰瘍の有無などで評価し、単純な径だけでは決まりません。

各選択肢の検討

a.誤り。悪性黒色腫は一般に放射線抵抗性が高い腫瘍として扱われます。

b.誤り。日本人では末端黒子型が多く、結節型が最多ではありません。

c.誤り。原則は病変全体を含む切除生検で腫瘍厚を評価します。ただし全切除が困難な大型病変や部位では部分生検が選択される場合があります。

d.誤り。pTは腫瘍厚(Breslow厚)と潰瘍の有無などに基づき、最大径だけで判定しません。

e.正しい。センチネルリンパ節生検で潜在的なリンパ節転移を評価し、病期を決めます。出題当時は郭清の適応判断にも利用されましたが、現在は陽性でも全例に追加郭清するわけではありません。

覚えるポイント

センチネルリンパ節生検は臨床的にリンパ節転移が明らかでない患者で潜在転移を調べ、病期・後続治療の判断に役立ちます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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